こんにちは、CMPAの米澤です。

今回は6月に韓国で行われた「ラクロスの国際大会ASPAC」における 映像を使用したコーチングについて報告したいと思います。

今年1月から愛媛大学女子ラクロス部のテクニカルをやらせていただいています。

愛媛大学女子ラクロス部は昨シーズン全日本選手権に初出場し、見事5位になりました。
その試合を日本ラクロス協会国際部の方がご覧になられていたようで、3月に「アジアチャンピオンを決めるASPACという大会に出場しませんか」という連絡が私の元に来ました。

チームで話し合った結果、松山大学女子ラクロス部と合同で
"TEAM EHIME"として出場する事になりました。

今大会で私自身も目標を3つに絞って、共に戦いました!

「選手達にPDCAAサイクルを習慣化させる」
「ポジティブな映像を見せてキーワード化することで、
 選手達のセルフイメージを安定させ、試合で力を発揮できるようにする」
「アジア2位以内に入る」

実際この3点をどうやって実践したかを少しご紹介したいと思います。

1点目の具体的行動としては、
選手達に毎試合ごとに、「チームと個人の目標」と「反省シート」を出来るだけ詳細に記入させ、
それを使用して夜と朝のミーティングを行わせました。

そうすることで、個々の意見や知識をチームの共有値にさせることができました。
これを繰り返すごとにどんどんと具体的な意見がうまれたり、
普段発言をあまりしない子達も発言できるようになりました。

目標を立てた上で試合で実行し、
試合後チェックし、
ミーティングで改善し、
次の試合で改善を確認する。

このPDCAAサイクルが習慣化されるようになりました。
今後の課題としては、PDCAAサイクルを試合中の細かなプレーにも
活かせるようにしていくことです。

また、この作業にあたってはマネージャー3人が選手の記入した
「目標」と「反省シート」を毎日長時間をかけて
PCでデータ化してくれたのでとても助かりました。


2点目の具体的行動としては、
映像は初日と決勝前にモチベーションビデオを作成し、選手に見せました。
セルフイメージに良い影響を与えることが出来、
特に初戦でパフォーマンスに有意な効果がみられました。

その他の試合では、自分達の試合の映像から特徴を抽出し、 次の試合の戦術を決めるための映像を作成しました。

ときには他競技の映像を見せることで、 戦術を理解しやすくなるという効果もあるのです。

事実上、決勝戦をかけた試合の緊迫した状況で
ベンチから共通のキーワードを発することで選手達も良いパフォーマンスをしてくれました。良い映像を見せて、そのプレーをキーワード化することにより良いパフォーマンスが生み出される可能性があるということを改めて認識することが出来ました。
上記の2点の目標が概ね達成できたことで、
3点目は結果として自然についてきました!

 優勝したU22日本代表とは差がありましたが、
その中でも出来たこと、
出来なかったことがよく分かりました。

これは大きな収穫だっと思います。

シーズンの当面の目標が全日本選手権での勝利である中で、
その途中にいる我々がアジアで2位になれたことは
選手・マネージャーやサポートをしてくださる全ての方々のおかげであります。
皆様に感謝します。
この経験を活かして全日本選手権に向けてチーム一丸となり、
一つずつ階段を上って行きたいと思います。

最後にASPACに関わった全ての皆様に感謝したいと思います。

CMPA 米澤穂高

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