こんにちは、CMPAの米澤です。
今回はフリースタイルスキー世界選手権について
報告したいと思います。
3月2日から8日まで福島県の猪苗代町の3つのスキー場にて
5種目が開催され、私はスタート係長として3種目に携わりました。
スキーの世界選手権は2年に1度開催され、日本では1997年以来2度目となります。
毎年W杯が年間で10戦近く行われていますが、世界選手権は一発勝負でまた別の大会なので選手達の雰囲気も違います。また、多くの国が参加するので2001年からW杯に参加している私にも新鮮でした。
私の役職はスタートにいて音響・MC・TV・審判のスタートのタイミングを確認し、選手やコーチにスタートの準備をさせて、競技を進行させることです。これを全て英語で行います。
写真を見てもらうと一目瞭然ですが役職上、大会中は選手やコーチの一番近くにいるので選手のスタートまでの様子や世界一のコーチングを一番近い距離で体感できます。
長年見ていると、少し見ただけで選手がどのような滑りをするかが分かるようになります。特別な選手は強いオーラが感じられます。ここ2年間猪苗代で優勝している上村選手からはそのオーラが感じられるのです。
また、コーチもその時々で口調や行動が変わり、選手を少しでも良い状態でスタートさせようと努力しています。
物静かになってみたり、叫んで鼓舞してみたり、笑顔で両手をつき合わせたり…。
そして、ゴールエリアのすぐ後ろにあるコーチングエリアでは各国のコーチがビデオを撮影しています。選手とその場で見たり、ミーティングの際に映像を見るために撮影しているのです。
しかしながら、映像分析ソフトを用いてミーティングしている国はわずかであるのが現状です。これらを現地で使用出来るようになるとミーティングやコーチングの更なる時間短縮が図れるでしょう。雪上スポーツにおける現地での映像分析はまだ開拓の余地があるといえます。